今回の記事では、スプレッドシートでの日付を扱う際に最も操作として多いものについて解説いたします。
日付の表示設定
日付の表示を変えたい時の操作について、よく使われる三つについてやり方をご紹介します。
曜日を表示する
曜日を表示する場合にはTEXT関数を使ってあげるとよいです。
表示したい日付の曜日を出力するには、下の画像の通り
TEXT(セル, “dddd”)と書きます。
曜日はいらないんだけど。。。
という場合にはTEXT(セル, “ddd”)というようにdを3つとします。
曜日に応じて、色などを分けたいなどより詳しい操作についてはこちらの記事に書いてありますので、ご覧ください。

午前/午後で表記する
24時間表記ではなく、12時間表記で午前午後と表示したい場合には、
表示形式から設定します。
画像のような表示にするやり方を解説していきます。
まずは、スプレッドシートのタブから表示形式を選択し、
カスタム数値形式を選択します。
カスタム数値形式の中で、”am/pm”を追加してあげます。
“am/pm”が午前午後を表記する部分となりますので、入れ替えてあげることによって表示順序も変えることが可能です。
和暦を表示する
和暦を表示するために、表示設定が用意されていればよかったのですが、
残念ながらないので、自身でオリジナルの関数を用意する必要があります。
とりあえず、いろんな記事を参考にしながらザクっと私が作ってみましたが、
あんまりテストしてないので、ご容赦ください。
warekiConvertという関数を作ってみました。
日付を渡してあげると、和暦表示の文字列を返してくれるものです。
関数の使い方としては、スプレッドシートタブのツールからスクリプトエディタを選択します。
スクリプトエディタに画像の通りにすると使うことができます。
コピペして使いたい人のために一応コードも貼っておきます。
function warekiConvert(date) {
var convertDate = "変換できませんでした";
var year, strYear;
if(date >= new Date("2019/05/01")){
year = date.getFullYear() - 2018;
strYear = String(year) + "年"
if(year === 1){
strYear = "元年"
}
convertDate = "令和" + strYear + Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "M月dd日");
}else if(date >= new Date("1989/01/08")){
year = date.getFullYear() - 1988;
strYear = String(year) + "年"
if(year === 1){
strYear = "元年"
}
convertDate = "平成" + strYear + Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "M月dd日");
}else if(date >= new Date("1926/12/25")){
year = date.getFullYear() - 1925;
strYear = String(year) + "年"
if(year === 1){
strYear = "元年"
}
convertDate = "昭和" + strYear + Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "M月dd日");
}else if(date >= new Date("1912/07/30")){
year = date.getFullYear() - 1911;
strYear = String(year) + "年"
if(year === 1){
strYear = "元年"
}
convertDate = "大正" + strYear + Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "M月dd日");
}else if(date >= new Date("1868/01/25")){
year = date.getFullYear() - 1867;
strYear = String(year) + "年"
if(year === 1){
strYear = "元年"
}
convertDate = "明治" + strYear + Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "M月dd日");
}
return convertDate
}
日付の入力
日付を入力するときに簡単にするための方法をご紹介します。
カレンダー形式で入力する
スプレッドシートでは何もしてない場合、
セルをダブルクリックした時にはセル内の入力になってしまうかと思います。
それを最初からカレンダー入力にするやり方をご紹介します。
まずは、カレンダー入力したい範囲を指定した状態で、
スプレッドシートタブのデータからデータの入力規則を選択します。
データの入力規則のポップアップで、条件の部分を日付にしてあげます。
そして、保存をクリックします。
すると、ダブルクリックしただけで、日付をカレンダーから選択することができるようになります。
日付を連続で入力する
日付を連続で入力するには、オートフィル機能を使うのが楽です。
まずは基点となる日付を入力し、セルの右下にある青の四角の部分にカーソルを合わせます。
カーソルを合わせて、クリックしたままドラッグすると連続した日付が自動で入力されます。
スマホなどでは少しやり方が違ったりとあるので詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。

ショートカットキーを使って入力する
ショートカットキーを使うことによって今日の日付をすぐに入力することができます。
Windows:Ctrl+:
Mac:command(⌘)+;
日付と時刻までを入力したい場合には次の通りです。
Windows:Ctrl+Alt+Shift+:
Mac:command(⌘)+option+Shift+;
特定の日付を取得する
ある日付に対しての月初や月末、スプレッドシートを開いた時の日付などを取得する方法をご紹介します。
月末・月初
月末月初の日付を取りたい場合にはEOMONTH関数を使用します。
EOMONTH(日付, 月末を出力したい月数との差分)とすることによって表示できます。
EOMONTH(日付, 0)で日付を渡したときの月末ですが、
EOMONTH(日付, 1)とすることで翌月の月末を取得することもできます。
この関数を応用することで月初を取ることができます。
月初を取得するには取りたい月の前の月末を指定して+1(日数)することによって月初を取得することができます。
スプレッドシートを開いた時の日付
スプレッドシートを開いた時の日付については、TODAY関数を使うことによって取得することができます。