CentOSにpyenvをインストールする方法

今回はCentOSにPythonのバージョン管理をしてくれるpyenvをインストールする方法から
使い方までを解説していきます。

目次

pyenvとは

pyenvは冒頭でも簡単に説明いたしましたが、Pythonのバージョン管理をするのに使用します。
pyenvを使うとPython2系、Python3系が適用される環境から、
Python3.4の環境、Python3.6で動かす環境など細かなバージョンも分けて使うことができます。

pyenvを使えるようにする

まずは、pyenvのリポジトリからクローンしてきます

$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv

続いて、bash_profileにパスなどを書き込んでいきます。

$ echo 'export PATH="$HOME/.pyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$HOME/.pyenv/shims:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

最後に、pyenvがうまく使えるか確認するためにバージョンを確認します。

$ pyenv --version
pyenv 1.2.7-3-g5603eb5

以上で、pyenvを使う環境が整いました。

pyenvでPythonのバージョン管理をする

まずは、ご自身の使っている環境のPythonのバージョンを確認しましょう。
CentOSであれば、特に変更などをしていなければPython2系が入っているかと思います。
※CentOS6か7などで入っているバージョンは多少異なります。

$ python -V
python 2.7.5

次に、使いたいPythonのバージョンをpyenvにインストールします。
今回は3.4.9をインストールしてみます。

$ pyenv install 3.4.9

pyenvにインストールされたかを確認します。

$ pyenv versions
* system (set by /home/user_name/.pyenv/version)
  3.4.9

pyenvにインストールされただけではまだ環境内すべてに適用されているというわけではありません。
アスタリスクがついているのが現在アクティブになっているものになります。
なので、現状はまだシステムデフォルトのままです。

pyenvのglobalコマンドを使うと環境全体にPythonのバージョンが適用され、
pyenvのlocalコマンドを使うとコマンドをたたいた特定のディレクトリ以下に適用されます。

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