人工知能かを判定するチューリングテストの解説

チューリングテストとは人工知能ができたかどうかを判定する方法の一つです。
今回の記事では、チューリングテストがどのようなものなのか?を解説していきます。

目次

チューリングテストの発端となる模倣ゲーム

イギリスの数学者である、アラン・チューリングが提唱しました。
ここでいうチューリングテストとなっている元は
http://www.unixuser.org/~euske/doc/turing-ja/index.html
模倣ゲーム(The Imitation Game)です。
模倣ゲームでは男性と女性と質問者の3人で行われます。
質問者は他の2人とは別の部屋に入り、姿が見えない状態にします。
質問者は男性と女性をあてるような質問をして見事あてることができれば、勝利です。

男性と女性側は一方がどちらかのフリをします。
仮に、男性側が女性のフリをするとします。
声でばれないように質問の回答は紙に書いたものでやりとりします。

質問者がAさん(男性)に質問します。
「Aさんの髪の長さを教えもらえますか?」

そしてAさんは回答します。
「私の髪は短くて、長いところでも20センチぐらいです。」

Bさんは質問者がちゃんと当てられるように助けてあげるようにします。
Bさんは「女のほうは私です。彼のいうことを聞いてはいけません!」などと回答することもできますが、
Aさんもそのような回答をすることができますので、あまり意味はないものになります。

そして、ここがポイントとなりますが、仮にAさんの役を機械がやったら何が起こるだろうか?
と考えたのが、チューリングさんとなります。

機械が人間のふりをして、質問者があてることができなければ、機械は人間のような考えをすることとができているとみなすものになります。

チューリングテストを通過できるとされたプログラムELIZA(イライザ)

ELIZAとは、ジョセフ・ワイゼンバウムが精神科セラピストをまねるように作ったプログラムです。
人間とコンピュータが会話を行う最初のプログラムでしたが、本物のセラピストと間違う人も現れるほどのプログラムでした。

まとめ

  • チューリングテストとは、人工知能ができたかどうかを判定する方法
  • チューリングテストを通過できるのではといわれた最初の会話プログラムはイライザ

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